【2025年版】おすすめナレッジ共有ツール12選を一挙紹介

ナレッジ共有ツールは、従業員が有するナレッジを効率的に共有するためのツールです。
ナレッジ共有ツールでナレッジを共有することで、自分1人では得られないナレッジを容易に取得でき、業務改善や業務標準化などの効果を期待できます。ただし、ナレッジ共有ツールは多数あるため、どれを選べばいいかお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ナレッジ共有ツールのメリットや比較ポイントに加え、おすすめのナレッジ共有ツール12選を紹介します。
ナレッジ共有ツールを活用するメリット
ナレッジ共有ツールは、業務で得たナレッジを効率的に共有するためのツールです。従来のアナログな管理方法では、ナレッジの共有や検索に課題がありました。しかし、ナレッジ共有ツールを使うことで、今までよりもナレッジ共有の効率化が可能になりました。ここでは、ナレッジ共有ツールを活用するメリットについて、以下の4点を解説します。
- ノウハウ蓄積
- 業務改善
- 業務標準化
- 問合せ対応の削減
1つずつ見ていきましょう。
関連記事:ナレッジ共有とは?社内で行う目的や役立つツールなどを一挙解説
ノウハウ蓄積
ナレッジ共有ツールを活用するメリットの1つ目は、ノウハウ蓄積です。
各従業員が有する知識・経験を企業の貴重な財産として共有することで、業務品質の向上や属人化の防止につながります。また、過去の成功・失敗事例を蓄積することで、似たような事例があった場合に効率的に業務遂行できるでしょう。
関連記事:ナレッジマネジメントとは?成功した事例やポイントなどをわかりやすく解説
業務改善
ナレッジ共有ツールを活用するメリットの2つ目は、業務改善です。
ナレッジ共有ツールを用いることで、業務改善のアイデアを社内で共有し、全社的な業務効率化に貢献します。また、従業員同士が共有されたナレッジをもとに活発な意見交換をできれば、新たな視点からの改善策が生まれることもあるでしょう。
関連記事:社内でナレッジシェアリング文化を構築する10のステップ
業務標準化
ナレッジ共有ツールを活用するメリットの3つ目は、業務標準化です。
業務マニュアルやFAQの形でナレッジ共有を推し進めることで、従業員間のスキル格差を減らし、業務スキルを平準化できます。業務標準化により、特定の従業員に対する負担軽減や業務品質の確保が可能です。
問合せ対応の削減
ナレッジ共有ツールを活用するメリットの4つ目は、問合せ対応の削減です。
ナレッジ共有ツールで、FAQや業務マニュアル・社内Wikiを整備することで、従業員がわからないことがあっても自己解決できる可能性が高まります。これにより、問合せ対応の削減が可能です。
ナレッジ共有ツールを比較するポイント
ここでは、ナレッジ共有ツールを比較するポイントについて、以下の4点を解説します。
- 使いやすさ
- モバイル対応
- セキュリティ対策
- 利用規模・機能の拡張が可能
1つずつ見ていきましょう。
使いやすさ
ナレッジ共有ツールを比較するポイントの1つ目は、使いやすさです。
ナレッジ共有ツールは、どの従業員も使えるようにならないと効果が薄くなります。そのため、ITツールの活用に自信がない従業員でも直感的に操作できるものを選ぶことを基本にしましょう。無料トライアルや無料プランがあれば、それらを使って使いやすさを試してみた方がよいです。
モバイル対応
ナレッジ共有ツールを比較するポイントの2つ目は、モバイル対応です。
特に、営業やリモートワークなど、外出が多い従業員がナレッジ共有ツールを使うと想定される場合は、モバイル端末で利用可能か確認しましょう。従業員がどこからでも情報へのアクセス・共有が可能であれば、ナレッジの蓄積・共有が一層進みます。
セキュリティ対策
ナレッジ共有ツールを比較するポイントの3つ目は、セキュリティ対策です。
顧客情報や機密情報を共有する場合は、特にセキュリティ対策を意識しなければなりません。ナレッジ共有ツールで活用しているサーバ監視体制やデータセンターの信頼性がチェックポイントです。
利用規模・機能の拡張が可能
ナレッジ共有ツールを比較するポイントの4つ目は、利用規模・機能の拡張が可能であることです。
規模が大きな組織では、いきなりフルスペックのナレッジ共有ツールを全社的に導入すると、従業員が混乱するかもしれません。また、ツールを使いこなせなければ費用も無駄になります。そのため、利用規模・機能の拡張が可能なツールを選び、最初は一部の部署で最小限の機能だけ使ってみて、好評であれば徐々に利用規模・機能を拡張していくことがおすすめです。
ナレッジ共有ツールおすすめ12選(無料あり)
ここでは、おすすめのナレッジ共有ツールについて、以下の12点を紹介します。
- LumApps(ルムアップス)
- Google Workspace
- Microsoft Teams
- Backlog
- Qast
- NotePM
- Zendesk
- Freshdesk
- flouu
- Confluence
- Notion
- Qiita Team
1つずつ見ていきましょう。
LumApps(ルムアップス)

LumApps(ルムアップス)は、SaaS型コミュニケーションプラットフォームです。
従業員体験や従業員エンゲージメントの向上を重視しており、社内SNS機能を活用すれば手軽にナレッジ共有を実現できます。また、Google WorkspaceやMicrosoft 365など外部のグループウェアと連携することで、容易に機能拡張が可能です。
30か国語以上に対応しており、自動翻訳機能もついているため、世界各国でビジネスを行っている企業におすすめです。
LumAppsの特長
- HTMLを使わずに簡単に社内向けポータルサイトを作成可能
- マルチデバイス対応
- 大手航空会社や商社などでも利用実績
詳細はこちら: https://www.lumapps.com/ja/
Google Workspace

Google Workspaceは、Google社が提供するコラボレーションツールです。
メール・カレンダー・ストレージ・テレビ電話など、Googleに関するさまざまな機能を使えます。検索機能も充実しており、必要なデータをすぐに検索できる点は、ナレッジ共有に向いています。
連携できる外部ツールも豊富なため、すでに導入しているツールと連携すれば一層便利に使いこなせるでしょう。
Google Workspaceの特長
- 2段階認証などセキュリティ機能が充実
- Googleのアプリ同士で容易に連携
- 14日間無料トライアルあり
詳細はこちら: https://www.g-workspace.jp/
Microsoft Teams

Microsoft Teamsは、Microsoft社が運営するプラットフォームです。
ビデオに加え、チャットやタスクリストなどナレッジ共有に役立つ機能が豊富なため、目的に応じて使いこなしましょう。
共同作業も可能で、リモートワークにおいてもスピーディーな意思決定をしやすくなるでしょう。また、AIで会議ノートを生成できるため、テレビ会議の議事録作成に手間を感じているユーザーにもおすすめです。
Microsoft Teamsの特長
- 教育機関向けにお得なプランも
- iOS、Androidのアプリあり
- 無料版あり
詳細はこちら: https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/group-chat-software/
Backlog

Backlogは、株式会社ヌーラボが提供するプロジェクト管理ツールです。
ガントチャートやカンバンによるプロジェクト管理に強みがあり、フォルダ共有や社内Wikiも使えるため、ナレッジ共有にも役立ちます。
無料セミナーや個別支援の導入プログラムもあるため、ITリテラシーにあまり自信がない企業でも安心して導入できます。運用設計や活用状況についてもアドバイスを受けられるので、自社のナレッジ共有を定着させるためにも活用しましょう。
Backlogの特長
- サービス継続率98.8%
- 官公庁や大手金融機関にも採用される信頼性
- 30日無料トライアルあり
詳細はこちら: https://backlog.com/ja/
Qast

Qastは、any株式会社が提供しているナレッジプラットフォームです。
ナレッジマネジメントに強みがあり、わからないことを引き出すQ&Aやニーズ起点でのナレッジ共有で、投稿を促進します。
また、活用状況やナレッジの特性などを定量的に分析できるため、ナレッジマネジメント施策がうまく行っているか分析し、施策を改善したいとお考えのユーザーにもおすすめです。
Qastの特長
- お役立ち情報が充実
- 500ID以上で導入の場合、専属コンサルタントが伴走
- 無料デモ利用可能
詳細はこちら: https://qast.jp/
NotePM

NotePMは、株式会社プロジェクト・モードの社内Wikiツールです。
ITツールの操作に慣れていなくても、簡単な操作で社内Wikiを作成できるため、ナレッジ共有に役立ちます。検索機能も強力で、ファイルの中身を全文検索して必要なファイルを見つけ出すことが可能です。
Pマーク認証やISMS認証などセキュリティ関係の認証を受けており、大学や金融機関の利用実績もあるため、機密性が高い情報も安心して使えます。
NotePMの特長
- 登録企業1万2,000社以上
- お役立ちコラムが充実
- 30日間無料トライアルあり
詳細はこちら: https://notepm.jp/
Zendesk

Zendeskは、Zendesk社が提供するAI搭載型カスタマーサービスソフトウェアです。
顧客向けのFAQやクラウド電話など、顧客対応業務を効率化できる機能が豊富です。AIを使うことで、一層カスタマーサービスを効率化できるでしょう。
顧客対応に関するデータを保存できるため、それらを分析することで、今後のカスタマーサービスに役立つナレッジを得られます。全社でナレッジを共有し、業務に活用しましょう。
Zendeskの特長
- 世界10万社以上が導入
- 製品デモを利用可能
- 無料トライアルあり
詳細はこちら: https://www.zendesk.co.jp/
Freshdesk

Freshdeskは、Freshworks社が提供するヘルプデスクツールです。
メール・フォーム・チャットツールなど、あらゆるチャネル経由で顧客からくる問合せ事項を、一括管理できます。
また、問合せ内容の分析も可能で、分析結果を問合せ対応の改善に活用でき、問合せ対応を効率化できるでしょう。FAQやチャットボットなどで、顧客の自己解決を促すことも可能です。
Freshdeskの特長
- 現在5万社が使用中
- 多言語対応40か国語以上
- 14日間無料トライアルあり
詳細はこちら: https://orangeone.jp/freshworks/desk/
flouu

flouuは、プライズ株式会社が提供するクラウド情報共有ツールです。
マニュアル作成・社内Wiki・日報・議事録など、ナレッジ共有に役立つ機能を豊富に有しており、1台で社内の情報共有・ナレッジ管理を完結できます。
画面右側にはチャット画面があり、ドキュメントを参照しながらリアルタイムコミュニケーションができるため、従業員教育やミーティングにも役立つでしょう。公開範囲や編集権限の付与も自由自在なので、機密性が高い情報を取り扱う場合にもおすすめです。
flouuの特長
- お役立ち情報がホームページに多数
- “ITトレンド年間ランキング”2年連続で1位獲得
- 14日間無料トライアルあり
詳細はこちら: https://lp.flouu.work/
Confluence

Confluenceは、Atlassian社が提供するリモートワークスペースです。
ホワイトボード・データベース・ビデオなど、ナレッジ共有に役立つさまざまな機能を活用できます。
AIで繰り返しタスクを自動化することで、作業効率アップを実現できるでしょう。統合できるツールも多いため、既存ツールと連携させれば一層便利に使えます。
Confluenceの特長
- ホームページのチャットボットに質問できる
- Google・Microsoft・Apple・Slackのアカウントでもログイン可能
- 無料プランあり
詳細はこちら: https://www.atlassian.com/ja/software/confluence
Notion

Notionは、Notion社が提供するオールインワンツールです。
メモ・タスク管理・ドキュメント管理・データベースなど、ナレッジ共有に役立つツールが豊富です。
リアルタイムで共同編集を行えるため、リモート環境でもチームで効率的に作業ができます。Notion AIで文章作成・アイデア出し・翻訳などの作業を実施できるため、コンテンツ作成を一層効率化できるでしょう。
Notionの特長
- iOS・Androidのアプリあり
- Google・Appleのアカウントでもログイン可能
- 無料プランあり
詳細はこちら: https://www.notion.so/ja
Qiita Team

Qiita Teamは、Qiita株式会社の情報共有サービスです。
国内最大級エンジニアコミュニティである「Qiita」が運営しており、シンプルなエディタとUIで読みやすい記事を簡単に作成できます。
業務に合わせて最適なテンプレートを活用することで、情報を見やすく整理できるでしょう。また、記事にリアクションやコメントを行うことで、社内でのコミュニケーション促進にも寄与します。
Qiita Teamの特長
- 登録実績8,500チーム以上
- Google・GitHub・X(旧Twitter)アカウント
- 7日間無料トライアルあり
詳細はこちら: https://teams.qiita.com/
まとめ
今回は、ナレッジ共有ツールのメリットや比較ポイントに加え、おすすめのナレッジ共有ツール12選を紹介しました。
ナレッジ共有ツールは業務上のナレッジを簡単に共有できるツールで、アナログな手法よりも検索性の点で有利です。ノウハウの蓄積や問合せ対応の削減など、導入することで業務によい効果があります。
ナレッジ共有ツールを選ぶ際は、使いやすさ・モバイル対応・セキュリティ面などを考慮することが必要です。数多くのベンダーが提供していますが、まずは今回ご紹介した12選より比較検討されてはいかがでしょうか。